【特集】ゴルフ規則シリーズ

テーマⅣ     "6インチ"ルールとOKパット

 ゴルフコンペを何度か経験すると聞いたことがあるルールがあると思いますが、今回はその中でも

「6インチ・プレース※OK」「グリーンでは1グリップOK」というローカルルールです。

 

 このルールはあくまで"ローカルルール"であり、ゴルフ本来の正式なルールではありません。

 

 ではなぜこのようなローカルルールがあるのか、その狙いを確認してみましょう。

 

 まずは次のサラさんのブログを読んでいただきたいと思います。→こちら

サラさんは私のブログでもお気に入りに登録させていただいている現役キャディさんです。

声がかわいらしくて、きっと美人さんなんだなあと思える人です。その話はさておき。。。

 

 まずはゴルフの規則を確認します。

 

【ゴルフ規則】


13-1 通 則

 規則に別の規定がある場合を除き、球はあるがままの状態でプレーされなければならない。

(止まっている球が動かされた場合-規則18参照)

 

要はゴルフではボールの状態がどうであれ動かすことはできないのが本来のルールです。

しかしながら例外もあり、それに関しては本稿の「テーマ2 無閥の救済」でも説明しました。

それにも該当しない場合は「テーマ1 アンプレヤブルの球」でも解説しています。

このことを充分踏まえたうえで。。。

 

それでも

『ライが良くないから動かしたい!』 『木の根っこにあるから球を動かしたい!』

 

そんな場面もあるかと思います。

でもそんな理由だけで球を動かしていたらゴルフとは言わないのです。

ではなぜこのようなローカルルールが存在するのか?


 


【本来の目的】

・6インチ プレースOKのローカルルール

このローカルルールが存在するのは以下の理由が挙げられます。

 

1、プレーの進行を遅らせないため

2、あまり知らないメンバー間でのトラブルを避けるため

 

 打ちにくいライで無理に球を打つと、とんでもない方に飛んだり、まったく飛ばなかったりすることがあります。これでは先になかなか進めません。しかしそれもゴルフ。本来はそれを楽しむくらいの姿が本来のゴルフスタイルだと思います。

 またお互いをあまり知らないメンバーでラウンドする場合は、ルール通りにプレーしようとするとなかには『この球動かしてもいいですか?』と聞かれることもあります。それを断るのは角が立つという場面もあります。それならば『6インチだけ動かしてもいいですよ』とあらかじめ決めておく、というのが"6インチ プレース"というルールなのです。

 

ちなみに6インチは15.24センチ。スコアカードにその長さを記載しているコースもあります。

 

 アルバトロス関西では定例会(当サークルのコンペ)ではこのルールを採用しません。

(2014年3月23日現在)

 

・グリーン1グリップOKのローカルルール

このルールが存在するルールも以下に挙げられます。

 

1、プレーの進行を遅らせないため

2、以上

 

そうです。プレーの進行が遅くなる原因の一つはグリーン上での所作にあります。

一人がパットをするのに30秒かけたとしたら、4人で2分かかります。それが最後の短いパットでも同じルーチンで行うならそれだけ時間がかかり、後続に迷惑がかかります。それを防ぐために

 

『最後のパットは時間がかかるから省こう!』

 

というのが理由です。

しかしながら、ゴルフ経験のある方なら最後のパットがカップに入る瞬間を楽しむものではないでしょうか?

1mいや50㎝のパットが入るか入らないか、ドキドキしながらパットするところにゴルフの楽しさがあるのではないでしょうか。1グリップが何センチかは規定がありません。エチケットリーダーの判断で決めることでしょう。私は数センチのパットを何度も外したことがあります。それを省かれてしまい、それでベストスコアを更新しても嬉しくはありません。それでも進行を進めるために最後のパットは省くルールを採用するプライベートコンペはあります。(とういうか、非常に多いと思います。)

 

勘違いしてはいけないのは、プレーヤーに対するサービスではありません。

遅いプレーヤーや未熟だからこそOKが出るのです。そこを肝に銘じておきましょう。

自ら『これ、OKですか?』などと自ら聞くような恥ずかしいことはしないように心がけましょう。

 

それからもうひとつ!

重要なポイントですが、OKパットが出たらなるべく最後のパットは打たずに拾い上げましょう。

時間を節約するのが目的なのにそこでパットをしていたら意味がありません。

またOKパットのカウントを忘れる人がいます。というよりそれすら知らない人もいます。

OKが出ても1打を加えておくことを絶対に忘れないようにお願いします。そんなことで他のメンバーから『過少申告』と言われたら、次回からラウンドできなくなりますよ。

 

 アルバトロス関西では定例会でグリーン上での1グリップOKのローカルルールを採用しています。

(2014年3月22日現在)

 

※プレースとリプレースの違い

どちらも地面にボールを置く行為ですが、プレースは手で違う場所に置くこと、リプレースは元の位置に置くことです。ちなみにドロップは肩の位置からボールを落とす行為です。

 

 

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